最近なにかと叩かれているファーウェイのWIMAXモバイルルーターの最新機種「W06」が2019年1月24日に発表、1月25日発売されました。
そのスペックは、モバイルWIFIの1Gbps到来時代を表すもので、最大下り最速1.2Gbpsということで速度では現在トップと言ってよいと思います。
なお、1.2Gbpsはあくまで最大値で環境にも左右されるの、この速さが実際出るかといえば…ですが。
というわけで、今回はWiMAX2+の端末「W06」、「W05」、「WX05」を比較してみた結果をご紹介します。
WiMAX2+のモバイルルーター選びにお悩みの方に参考になれば幸いです。
速度は?
W06で出せる速度は最大下り最速1.2Gbps。この最高速を出すために以下の条件が必要となってきます。
<東京都、埼玉県、愛知県、大阪府>の一部エリアとなります。対象エリアは今後拡大予定です。
ハイスピードプラスエリアモード(有料)、ハイパフォーマンスモードおよび4×4MIMO設定オンでご利用時。
Wi-Fi接続時は下り最大867Mbpsです。
USB3.0以上対応のType-Cケーブル(別売)が必要です。
↑まとめると、『下り1.2Gbps最大の速さを得る』には、ハイスピードプラスエリアモード(有料月約1,000円)にしつつ、ハイパフォーマンスモードで4×4MIMO設定オンにしつつ、USBで有線接続しつつ、対象エリア内にいる(東京都・埼玉県・愛知県・大阪府の一部)場合だけという厳しい条件が必要です。
しかも、ハイスピードプラスエリアモードで月間7GBを超えた時、最大通信速度128kbpsに制限されます。この制限速度では実質YouTube動画は見られず、メール確認やHPを開くことも困難になります。
ちなみに、通常使用するハイスピードモードで3日で10GBを超えた時は、1日1Mbpsに制限されるので、その容量であれば制限された状態でもYouTubeを見ることができます。
すなわちハイスピードプラスモードで7GBを使い切ったら、もうほとんどネットが使えない状態と言って良いです。なので、ハイスピードプラスモードは緊急以外は使わない方がよいでしょう。
よって、W06の『下り1.2Gbps最大の速さ』を実際に利用できる人は、現状はごくわずかしかいないような状態です。
ハイスピードプラスエリアモード以外の性能の比較
ハイスピードプラスエリアモード下の機能ではなく、通常使用する
ハイスピードモードでの各端末の速度を比較してみましょう。
W06→下り最大558Mbps
上り最大30Mbps
WX05→下り最大440Mbps
上り最大30Mbps
W05→下り最大558Mbps
上り最大30Mbps
通常のハイスピードモードで使用したときは、W06とW05が同じ速度です。WX05がそれらに対して少し遅い結果です。
とにかく少しでも速さを重視する方はWX05をはずした方がいいですね。
バッテリーの持ち
では、バッテリーの連続通信時間はどうでしょうか。
W06→約9時間(スマート)
WX05→約約11.5時間(ノーマル)
W05→約9時間(ノーマル)
「WX05」が一番バッテリーの持ちがよいです。外で長時間仕事される方はWX05がよさそうですね。
つながりやすさ
では、つながりやすさはどうでしょうか。
W06は最新モデルですが、ネット上では前モデルWX05に比べると、電波状態が悪いときにつながりにくいと言われています。
実測された方がそう書いておられました。
つながりにくいのは嫌ですよね。
W06、W05、Wx05一番おすすめ機種は?
というわけで、Wimax2+の端末「W06」、「W05」、「WX05」を比較してきました。
W06の『下り1.2Gbps最大の速さ』を体感できる環境の人はまだ一握りということで、wimax2のモバイルルーターは、速さ重視であれば「W06」か「W05」。
つながりやすさ+バッテリー重視であれば「WX05」。
ちなみに「W06」か「W05」はファーウェイ製で、WX05はNEC製ですので、僕個人としては「WX05」が一番おすすめです。