夏場の暑いときは喉が渇くので、水分の補給が必要ですが、水分の補給を清涼飲料水に頼ると飲みすぎた場合に問題が起きることがあります。
炭酸飲料、果汁飲料の他、スポーツドリンクと呼ばれるものもかなりの量の糖分が入っていることが多いです。
コーラなどの炭酸飲料をガブのみした経験はないでしょうか?
飲めば飲むほど、また飲みたくなってしまって、一日ずいぶん飲んでしまうことがあります。
清涼飲料水に含まれる糖分を角砂糖の個数にして表してみましたので、以下をご参照ください。
コーラ (500ml) 糖質56.5g | (角砂糖) 14個 |
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ファンタグレープ (500ml) 糖質50g | (角砂糖) 12.5個 |
ポカリスエット (500ml) 糖質31g | (角砂糖) 9個 |
アクエリアス(500ml)糖質 23.5g | (角砂糖) 6.8個 |
CCレモン (500ml) | (角砂糖) 12個 |
缶コーヒー (250ml) | (角砂糖) 6.5個 |
オレンジジュース 果汁50% 1カップ(180ml) | (角砂糖) 3.6個 |
水分補充に飲むアイソトニック飲料のポカリスエットで、角砂糖9個なんて、飲んでいるときには意識していませんね。缶コーヒーでも角砂糖 6.5個も入っているんです。
糖分の多い清涼飲料水を飲むと、飲み終わった後でも「喉の渇き」のためまた飲みたくなり、後を引いてしまうことがあります。
これは医学的には「清涼飲料水ケトーシス」といい、「ペットボトル症候群」は糖尿病の自覚のない人が糖尿病の症状のひとつである「喉の渇き」のため、砂糖が入ったペットボトル入りの飲料を多飲していたためにつけられた造語です。
実際に「清涼飲料水ケトーシス」になるには、少なくても1カ月以上、10%程度糖分を含む清涼飲料水を毎日、1.5ℓ以上飲んで、急激に血糖値のあがるケトーシス(糖尿病の中でも血液中のケトン体が増えている重たい症状)になることで、症状としては、著しい喉の渇き、体重減少、倦怠感が出たりします。ひどくなると、意識がもうろうとし、昏睡状態に陥ることもあります。
これを聞くとちょっと怖くなりますね。
ペットボトル入りの飲料すべてが原因になるわけではありませんが、清涼飲料水をよく飲まれる方は注意が必要です。
近年ではミネラルウォーターやお茶飲料、炭酸飲料などでも無糖のものが多くなっておりますので、パッケージに記載の栄養成分表示を参考にしてください。
暑い時の水分補給でも、糖分の多く入っている清涼飲料は、極力避けるのがお勧めです。健康のために賢く水分補給しましょう。
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