UNIQULOから派生したGUが大分定着して来たようです。
GUもユニクロと同じファーストリテイリング社が親会社です。
GUが作られた原因として私が考えるところでは、「ユニクロ」ブランドに対して、高品質の商品という位置づけをしたいというものがあると思っています。
以前は、廉価のフリースやジーンズが大量に出回り、同じ柄のユニクロの製品を来た人が街中に多く見かけられるようになると、「ユニばれ」などと言われて、ユニクロで買ったことがばれてしまうことを恥ずかしがるという風潮が出たことがあり、「ユニクロ」の売り上げが下がった時期がありました。
そこで、「ユニクロ」のブランド位置を高める戦略の一つとして、「ユニクロ」よりさらに安価な「GU」ブランドが作られたのではないかと考えました。
GUのスタンス
GUはジーユーと読みますが、ユニクロより廉価な構成で、品質はしっかりしているけれど、ユニクロよりさらに安いものという感じで、ユニクロの方は、高品質のものを安く提供するということのようです。
これから行くと、GUはユニクロより品質は落ちるということになりますが、GUの品質が悪いのではなく、ユニクロが高品質なんだというのが、GUのスタンスだと思います。
ユニクロは最先端の素材とか、最高級のダウンを出来るだけ安く提供することを目的にしていますが、ジーユーは、普通の素材のものを出来るだけ安く提供することを目的にしています。
実際にGUの店舗に行ってみると、年代層をユニクロが幅広い年代に設定しており、家族そろって来れるという感じにしているのに対して、GUは若者をターゲットにしているのが、品ぞろえからも伺えます。
GU銀座店
上の画像はGU銀座店です。
考えて見れば、安く売るためにコストを下げるのであれば、郊外に店を持って行ったほうがよいような気がしますが、銀座、渋谷、池袋等、どう考えても場所代のかかる場所に店を構えているのは、ブランドイメージを上げるためだろうと思います。
GUの銀座店は、5階までのフロアーの内、1階から3階までが、婦人服、4階が子供服と紳士服、5階が紳士服という売り場構成ですが、売り場面積だけでなく女性スタッフの数が多いので、若い女性層を一番のターゲットにしている感じが分かります。
実際、ジーユー 渋谷パルコ店等は、子供服はGirl’s Special Shop WOMENのみ取り扱いなんて注意書きが合って、婦人服のみの店舗もあるようです。
10代後半から20台の若い女性は、高品質のものというより、安くてかわいいデザインのものを選びがちです。
売り場の案内が、英語、中国語、ハングルで書かれていて、日本語がないなどと思いました。
銀座店だけかも知れませんが、中国や、韓国の爆買いを狙っているのでしょうか。
ファーストリテイリング社のグローバルな会社方針を感じさせました。
実は、私はGUでは買い物をしたことがなかったのですが、見て見ると、確かに安い。
1990円とか。
990円もあります。
ちょっと高そうなものでも4990円止まりです。
各階ごとのエスカレーターのおり場に、そのフロアで売っているものを値段と共に陳列しているのが印象的でした。こういうところにも戦略を感じます。
ユニクロのヒートテックにたいする吸湿・発熱素材を使用した下着のGU WARMが790円。
ユニクロで売っているものの半額以下では?
ヒートテックとどこが違うのかよく分かりませんが、発熱効果とか違うのかもしれませんね。
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