リアルすぎる3DCG女子高生Sayaが動く8k動画が公開されました。

バーチャルリアルティー
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10月4日(火)から7日(金)まで千葉・幕張メッセにて開催されている最先端テクノロジーの祭典「CEATEC JAPAN 2016」のSHARPブースに、3DCG女子高生Sayaが動く8K動画が公開されています。

下の写真をご覧ください。3DCG女子高生Sayaは、2015年10月に発表されたとき、まるで実在する人物の実写にしか見えないと話題になりました。

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telyukaさん提供

CGの制作は、石川晃之さん、石川友香さん夫妻によるフリーランスの3DCGアーティストユニット「TELYUKA」で行っています。

人造的なものは人に似てくるほど不気味さを増し、ある基準を超えて人に似てくる不気味さはなくなって来ます。

Sayaは、発表以来、この「不気味の谷」を超えた実写に限りなく近いキャラクターとして注目を浴びました。

その後、より実写に近い印象を求めて顔の作りや各パーツ日々見直して調整して改良を続けられていますが、昨年に比べ今年の春ごろのものは、顔が左右非対称になり、より現実的になってきました。特に眼から受ける印象にさらに細やかな感情を感じさせられるものになっています。CGとはとても思えない質感を感じさせます。

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telyukaさん提供

 

下の動画は「CEATEC JAPAN 2016」のSHARPブースで公開されているものです。

今回の動画は、静止画のものからさらに一歩進んだ印象を感じさせられます。

動きが加わったことにより顔の表情はより豊かになったように思います。

体全体の動きは、まだぎこちないところも残っていますので、これからさらに改良されていくことでしょう。

動画を取る際には、モデルの動きを3Dセンサーでモニターし、それを元に動画を作っていったとのことです。

アートディレクターを担当する石川友香さんは以下のようにコメントしています。

『最近のCG業界では、人間を造形する際にキャプチャ技術を使用して3Dソフト内で構成するワークフローが殆どなのですが、「Saya」の造形はアーティストが全て手作りで再現する手法を取っています。写真を一切使わずに、アーティストの目と感性で創り出したバーチャルヒューマンは、“独特のゆらぎ”と“不確実性”を持つのではないか、キャプチャで再現されたキャラクタとは違う魅力を発揮できるのではないか、そこに一種の個性が発揮されるのではないかという期待から、制作手法を構成していきました。なので、まだまだ本物の人間に到着するまでは研究が必要ですが、時間をかけてじっくり作られた「Saya」をご覧頂けたらと思います』  TELYUKA 石川友香さんコメント/SHARP Blogより引用

 

アーティストの目と感性で0から創り出したことがリアルティーにつながっているようです。

絵画、彫刻等の作品は作者のその作品に対する思い入れ等、作者の心が作品に現れ、見る人に感動を与えます。「Saya」に作者の思いを感じるのは私だけでしょうか。

バーチャルヒューマン「Saya」の今後の進展が期待されます。

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