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3月31日、iphoneの4インチディスプレイのモデル「iPhone SE」が発売されました。

3月31日、米国アップルによる発表に続き、iphone5sの後継機と見られる4インチディスプレイのモデルの「iPhoneSE」が国内の携帯大手3社より一斉に販売されました。

4インチディスプレイのモデルが、販売されるという噂は、以前よりありましたが、

次のiPhone7の発売と同じく、9月頃だろうという予測が多かったため、

今回の発売は、不意を突かれた感じです。

しかし、丁度、1年周期のiPhoneのモデルチェンジ周期に

その中間の時期を埋めるモデルを発売するのも、

販売戦略としては有効な手法とも言えます。

 

もしかしたら、今年の9月にまわすはずだったのが、

現行のiPhone6s及びiPone6sプラスの売り上げが落ちるのが意外と早かったので、

前倒しで販売したのかも知れないという勘ぐりも湧いてきます。

 

「iPhone6SE」とせずに、「iPhoneSE」というネーミングにしたのは、6にこだわらず4インチモデルをモデルチェンジせずに長く売りたいという気持ちの表れと思われます。

 

今回、実質0円と言うような極端な値下げに対する総務省の指針が4月に導入される直前の発売となりましたが、直ぐ4月に入ってしまうので、これが意図されたものかどうかは疑問です。たまたまアップル社の発売日と一致しただけのような気がします。

iPhoneSEは、小型しているが、機能は現行モデルと略同じであるにもかかわらず、現行モデルより4万円も安い5万7024円の設定となっていますが、毎年、秋に発売される新機種ほどには超目されていないようで、予約の出足は今一のようです。

これは、既に、iphon6や6sの4.7インチモデルに慣れてきているのもあるので、小さいモデルが好きな人も4インチのモデルでなくても良いと思いだしてきているのかも知れません。

iphon6s自体、iphon6の時ほどの売れ行きではなかったため、携帯各社もいかに売り上げを上げるか、値引き戦略に拍車がかかります。

狙いは、ガラケー契約者です。未だに携帯電利用者の4割がガラケーで占められているところに着目して、ガラケーからスマホへの移行を促進して、スマホ人口を増やそうとしています。

 

 

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カラーバリエーション

「iPhone SE」

カラーバリエーションは4色、iPhone5sでの採用色であるシルバー、スペースグレイ、ゴールドに加え、

iPhone6sから採用されている新色「ローズゴールド」モデルもラインナップに加えられました。

サイズ

サイズ: 123.8mm(長さ)×58.6mm(幅)×7.6mm(厚さ)

重さ: 113グラム

大きさ、重さともiPhone5sとほぼ同等であり、デザインもiPhon6s/iPhon6sプラスのデザインに比べるとやや直線的なiPhon5sのデザインを引き継いでいます。

このため、iPhone 5/5s向けのスマホケースはiPhone SEでも利用できます。

CPU及びグラフィック性能

iPhone SEの中に収容するCPUは、iPhone 6sと同じ「A9」チップを搭載しています。

iPhone5sの「A7」と比べると、CPU周波数が1.3GHzから1.85GHzに上がっているのでCPUの性能は2倍、グラフィック性能(GPUパフォーマンス)は3倍に上がっています。

ストレージ容量は、iPhone5sと同様に16Gバイトと64Gバイトの2モデルのみとなっており、iPhone6s及び6sプラスで採用している128Gバイトモデルはありません。

Touch ID

また、ホームボタンでの指紋認証「Touch ID」は5sと同じ第1世代のものであり、iPhone6s/6sプラスで採用している
3D touchは採用していません。これは、「iPhone SE」をコストを削減した廉価なiPhone5sの後継機と位置付けるための仕様と考えられます。

価格

iPhone SEの価格ををiPhone6s/6sプラス/iPhone5sと比較すると以下のようになります。
いずれもシムフリー版での比較です。

iPhone5sよりも廉価な設定になっています。

  iPhone SE  iPhone 6s   iPhone 6s Plus  iPhone 5s
 16Gバイト  5万2800円  8万6800円  9万8800円  5万8800円
 64Gバイト  6万4800円  9万8800円  11万800円

 

ガラケーからの機種変更と、新規購入又はスマホからの機種変更を見て見ると、明らかに、ガラケーの層を狙っているのが分かります。

以下は、iphoneSe16GBモデルを2年契約で購入した場合の税込の実質負担額です。
カッコ内は1月当たりの負担額を示します。

ガラケーからの機種
変更
 新規契約、他社からの
乗り換え、スマホからの
機種変更
 DOCOMO  648円(27円)  10368円(432円)
 au  720円(30円)  10800円(450円)
 SoftBank  432円(18円)  10800円(450円)

実質0円ではないものの、実質0円にかなり近い大幅値引きです。

ガラケーからの乗り換えを考えている方にはとても良さそうです。

売れ行き予測

iPhone6sの4.7インチ、iPhone6sプラスの5.5インチと、スマホ画面が大きくなり、スマホがどんどん大型化して行きますが、女性や手の小さい人には、4インチの小さい画面のiPhoneを望む方も多く、米国におけるApple社の調査でも4インチiPhoneには一定の需要が確認されたとのことです。

しかし、一旦、4.7インチ、5.5インチに慣れた人が、4インチのものを再び手にした時、昔感じたものより、画面が小さいと感じることはないだろうかと言うことを危惧してしまいます。

いずれにしろ、4インチサイズのiPhoneを待望していた人には朗報ですね。

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