家の中や地下でスマホを使う時に電波が届かなくなる状況ってないでしょうか。
私の場合、新しく移ったオフィスの場所が地下になったら、入口あたりは携帯の電波が届くんだけど、奥に行くと全然とどかなくなるという現象が起きました。
そこで、スマホの電波を増幅してくれるアダプターのようなものってあるかなーとGoogleで検索かけてみました。
するとそういうものが販売されていました。
1. 電話信号増幅器が販売されているのを発見
調べたら、アマゾンで「電話信号増幅器 携帯電話信号ブースター」というものが24000円ぐらいで売っていました。
適用可能な電波も 3G CDMA / 4G LTE 800/2100 MHz 65dB フルセッ au SoftBank NTT Docomo Band 26 Band 1 ユーザーに適用なんて書いてあります。
これは便利です。
地下で電波が届かなくて、スマホで不自由していたので、さっそく買おうかなと思ったのですが、
もうちょっとほかのサイトの情報を見てみることにしました。
2.電話信号増幅器は売っているけど、取り付けには免許がいり、携帯電話会社しか許可されない。
そして見つけたのが、
総務省の「携帯電話の電波を中継する装置についてのご注意」というぺーじです。
https://www.soumu.go.jp/soutsu/tokai/denpa/denpatyuukei/index.html
なんでも携帯電話の電波を中継する装置は、携帯電話会社にしか免許されないとのことです。
それでは、市販されている電波中継器はどうなんだろうということなのですが
電波法で許される微弱な電波のものではまともな中継はできず、
まともな中継ができるものは、電波強度から電波法の規制を受けることになり、
携帯電話会社以外の方がこの装置を設置し、運用した場合には、
懲役5年以下または250万円以下の罰金(電波法抜粋)に処せられることがあります。
などと書いてあります。怖いですねー。
その理由というのが
不正に設置された中継装置の使用は、正規の通信を行っている携帯電話を妨害するからということなのです。
実際に不正に設置された中継器から流れる不法電波が携帯電話用基地局に障害を与えて
近隣の携帯電話が使用できなくなる事例が発生しているとのことです。
つまり、携帯電話を使えるようにと設置した装置が、逆に携帯電話の通信に障害を与えることになってしまうのです。
よって、携帯電話の電波を中継する装置を設置している場合には、速やかに撤去するよう総務省から指示が出ています。
じゃあ、地下で携帯を使いたいときはどうしたらよいのと思う分けですが、地下街の店舗等で携帯電話を使用したい場合には、携帯電話会社にご相談くださいとのことです。
携帯各社が無料提供する電波増幅器
携帯電話会社は正規に中継装置を設置できる資格があるわけですから携帯電話会社に頼めばよいだろうとのことです。
携帯会社がそんなことやってくれるのかなと思いつつ、調べてみるとありました。
(1) au携帯の場合
私のスマホはauなので、「auau 電波増幅器」のキーワードで検索をかけてみると、
電波状況が悪くてauスマホがうまく受信できない場合は、「auレピーター」という電波増幅器を提供してくれるそうです。
https://www.au.com/mobile/area/dennpa-support/repeater/
ちなみにこれは無料で提供してくれるそうです。
ただですよ。ただ!
貸与だから、auスマホを使わなくなったら返さなくてはならないのですが、
auスマホを使っている人へのサービスとして、無償貸与をしてくれるそうです。
このページを見たときはマジで、さっきAMAZONで購入しなくてよかったと思いました。
さっそく電話してみると、まず室内の電波状況を聞かれて棒が何本立っていますかと聞かれました。
部屋の奥だと1本なのでそう答えると、かなり厳しいですねと言われました。
実際、部屋の奥にいるときは、着信音もなく、ショートメールで着信の知らせが届く状態になっています。
申し込むと、まず現地調査を行い、外の電波状況が十分あるかを確認してから、設置を行いようです。
電波増幅器期には、レピュータと、フェムトセルの二つがあります。
レピュータは、部屋の窓まで電波が来ている場合に、その電波を増幅するもので、フェムトセルは部屋に殆ど電波が入ってこない場合に、インターネット経由で、電話の信号を受信し室内にWifi発信するようにとして発信するようにしたものです。フェムトセルから発せられる電波は無指向性で、半径10m程度の範囲で最大6回線の接続(同時待機は最大50台)になります。
はっきり言って、レピユータよりインターネット経由のフェムトセルの方か強力です。
但し、地域は東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県から2010年に始まりました。
最近は、使える地域がだいぶ増えているようです。
フェムトセルが設置できるプロバイターは、当初は「auひかり」のみでしたが、 最近ではDocomo光などでも設置できるようになっているようです。
我のオフィスでは、ネット回線がマンション用のギガプライズというプロバイターだったため、フェムトセルの設置はできず、しかたなくレピュータになりました。
レピュータにしてから、電波状況は少し良くなりましたが、まだ時々、受信状況が悪くなる時があります。その場合は、スマホの再起動をすると受信状況が改善したりしています。
結論としては、地下のオフィスでは、レピュータを導入しても効果はいま一つという感じではあります。でもないよりはましです。
出来るだけフェムトセルが設置できるような環境にするようにした方が良いです。
(2) Docomo携帯の場合
auでやっているのだから、Docomoもやっているかもしれないと探してみるとDocomoにも電波状況を改善する機械の説明ページがありました。
https://www.nttdocomo.co.jp/area/radio_solution/
AUと同様にレピュータと、フェムトセルの二つがあります。
(3) ソフトバンク携帯の場合
ソフトバンクにもau, Docomoと同じく、携帯用電波増幅器は用意していました。
レピュータと、フェムトセルの二つがあるのは、AU及びDocomoと同じです。
フェムトセルの推奨ブロードバンド回線サービス
ADSL
Yahoo! BB ADSLサービス | Yahoo! BB ADSL/Yahoo! BB バリュープラン/Yahoo! BB SOHO/Yahoo! BB ホワイトプラン |
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SoftBankブロードバンドサービス(Nexyz. BB/EnjoyBB) | SoftBank ブロードバンドADSL/SoftBank ブロードバンド ステッププラン |
ホワイトBB | ホワイトBB 通常タイプ/ホワイトBB 電話加入権不要タイプ |
フレッツ光/光コラボレーションモデル
NTT東日本 | フレッツ 光ネクスト | ファミリータイプ ファミリー・ハイスピードタイプ マンションタイプ マンション・ハイスピードタイプ ギガファミリー・スマートタイプ ギガマンション・スマートタイプ ファミリー・ギガラインタイプ マンション・ギガラインタイプ |
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Bフレッツ | ハイパーファミリータイプ マンションタイプ ニューファミリータイプ |
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NTT西日本 | フレッツ 光ネクスト | ファミリータイプ ファミリー・ハイスピードタイプ ファミリー・スーパーハイスピードタイプ 隼 マンションタイプ マンション・ハイスピードタイプ マンション・スーパーハイスピードタイプ 隼 |
光コラボレーションモデル事業者 | 光コラボレーションモデル | ファミリータイプ ファミリー・ハイスピードタイプ ファミリー・スーパーハイスピードタイプ 隼 マンションタイプ マンション・ハイスピードタイプ マンション・スーパーハイスピードタイプ 隼 ギガファミリー・スマートタイプ ギガマンション・スマートタイプ ファミリー・ギガラインタイプ マンション・ギガラインタイプ |
大体使えるものというのは、自社で導入しているブロードバンドが殆どですね。
まとめ
今回は、早まってすぐ買わずにネットをよく調べたおかげで、無駄な出費も、法律違反もしなくて助かりました。
いままで、全然知らなかったけど知っていればもっと早くから利用したのにと思いました。
ちなみに、携帯の電波増幅器だけでなく、Wifiの電波増幅器もあります。
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